ケルティックジュエリー&クラダーリング専門店【ボウディッカ】

ケルティックデザイン史概説

はじめに:タラブローチって何?
天使のわざ
ケルト人
ケルズの書
CGデザインへの応用例
ケルティック・リバイバル
ピクト
今、ケルトへの疑問
ケルティックジュエリーの今


売り場一覧
当店について
リンク集

サイトのトップに戻る

ケルティックジュエリーの今

前ページで述べたような、学問の世界からの疑問を受け入れるなら、ケルティックジュエリーをアイルランドやスコットランドの伝統的なクラフトとして紹介してきた私の仕事そのものが虚しい“ウソ”ということになってしまいます。ケルティック・リバイバルが近代の政治的民族運動の所産にすぎないと言うのなら、今になってそれを覆し「ケルト人はブリテン諸島に来なかった」という主張もまた、非ケルト的立場からの政治的意図と無関係とは言い切れますまい。明かされてゆく考古学的事実と、現に今多くのアイルランド人が“伝統”と信じて生きている事実---どちらも“事実”に変わりはないのです。学問の前にひれ伏すばかりが、真実を照らすのではない…。いかに真摯な態度で関わってゆくかが問われるのです。

学問や理屈はさておいて、現実に“スーパーブランド”として確立している“ケルト”---。皆さんと一緒にケルティックジュエリーの世界に戻ってお話ししましょう。

右の2葉の写真にご注目ください。紀元前700年頃---正確にはケルトの時代として知られる以前の時代の Gleninsheen (County Clare) 出土の、黄金のゴージェットに似せてデザインされています。もとの黄金の胸飾りはアイルランドの古代文化を代表する文化遺産として、ダブリンの国立博物館に収蔵展示されています。写真はダブリンの宝飾メーカーTJH社の製品で、スターリングシルバー製、直径3cmあまりの小さなブローチですが、裏側にも渦巻き文様が彫刻されています。渦巻き文様は、オリジナルの胸飾りにはないもので、メーカーのオリジナルデザインです。アイルランドの製品には、時としてこういう芸の細かいところが見受けられます。(このブローチは当店で現在お取り扱いしていません。)

今日でもアイルランドのような小さな国に、数十社のジュエリーメーカーがあります。互いに競い合う中から、アイルランドの貴金属工芸の技術、デザインの水準は非常に高く保たれ、見事と言うしかありません。実際にはドイツ、フランス、スウェーデン、イギリス、イスラエル、アメリカといった海外諸国からも、才能あるジュエリーデザイナーや優秀な職人がアイルランドに集結し、伝統のケルティックジュエリーに新しい息吹を与えているのです。

下の写真は、2000年1月にダブリンのTJH社を訪問時に撮影させてもらいました。アイルランド宝飾工業最優秀賞受賞、世界的にもトップクラスのジュエリーメーカーTJH社ですが、その現場はご覧のとおり。鋳型作りから宝石の埋め込み作業、磨き上げまで、工程は最初から最後まで職人の手先にかかる細かい作業。大量生産には到底馴染まない手仕事の世界です。

ここまで読んでくださってありがとうございました。
遥かアイルランドの地でボウディッカが選び抜いたケルティックジュエリーを、じっくりお選びください。

ボウディッカの売り場一覧(トップページ)へ


トップページ | サイトマップ